レーシックの「裏ワザ」って?
そのことが、京都に行くと実によくわかる。
それが京都の強みになっている。
ジョンーネイスビッツが、21世紀は芸術と宗教の時代だといっている。
話半分としても、ポストーモダンとは何かと考えたとき、確かに伝統はその1つに違いない。
なぜ伝統がいいのかといえば、もうないものだからである。
アメリカに行ったとき、アメリカ車がなぜ日本で見向きもされないのを考えてみた。
品質と性能だけではなく、アフターサービスが悪いなどとよくいわれる。
しかし、イタリア車はアフターサービスが悪くても売れている。
右ハンドルに変えなくても、イタリア車もドイツ車も売れている。
アメリカ車が売れないのは、高級車をつくる力がないからではなかろうか。
アメリカには高級イコール大型という観念しかない。
それでは、アメ車が日本に入ってくることはなかなか難しい。
品質と機能だけなら生産システムを変えればいいが、高級感というのは独自の文化の蓄積から生まれるものである。
アメリカは建国二百年、ジャズと映画、マクドナルド、コカーコーラ、ハンバーガーの国で、伝統といえるほどの文化的な蓄積がない。
もちろん、その若さがアメリカの魅力といえないこともないが。
高級車というのは、高速道路を快適に走るためのものではない。
街なかをゆっくりと人目につくように走ってこそ、値打ちが上がってくる。
高級車を見ればその国の文化を感じることができる。
高級車は単なる文明の利器ではない。
高級車は実用性だけを考えてできるものではない。
半分はお遊びであり、オリジナルな文化だといえる。
その高級性を生み出す文化を、京都は持っている。
たとえば、20万円の服を買ってやれば銀座のホステスも喜ぶけれど、20万円の着物では誰も見向きもしない。
本当の豊かさを実現してきた京都の文化。
文化の質が問い直される時代には、西陣織を産み出す文化的な蓄積がものをいいはじめるだろう。
京都の持つ遊びや文化の力は富であり、それが単純な力の時代ではない成熟期に生きてくる。
時代は内向きである。
江戸が静かなブームを呼んでいる。
隅田川に浮かぶ屋形舟の人気が出たり、花火に何十万もの人たちが詰めかける。
しかし、江戸は3百年続いたものの、武士中心の世の中だったため、意外におしゃれな感覚が発達していない。
高級料亭などもあまりなく、栴は、吉原に閉じ込められていた。
やはり本当に豊かさを実現してきたのは、堺や大阪の商人がお金を献上して磨きあげた京都である。
だから京都からおしゃれ感覚を持った連中がたくさん生まれてきている。
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